Success Interview 7

「プログラミングは未来を現実にする手段」起業家・清水舞子がコードを書き続ける理由とは?

清水舞子

多摩美中退後、繁華街で飲食店運営のち、編入先大学在学中の経験からプログラミングの勉強を開始。学生時代からフリーランスWebデザイナーとして経験を積んだ後、友人の会社に参画。現在は起業し、サービスを提供している。

Interview Summary

「自分も誰かの役に立つ仕組みを作りたい」

「自分も誰かの役に立つ仕組みを作りたい」そう思い、独学でプログラミングを勉強し始めた清水舞子さん。現在は起業家として活動されています。「自分自身は技術者として三流以下だと思っているんです。」そう語る清水さんが、今も自らコードを書き続ける理由とは?

25歳から始めたプログラミング勉強

プログラミングを始めたきっかけを教えてください。

美大で絵の勉強をしていた頃の話です。自分は母子家庭で画材が買えない程お金が無かったんです。そんな生活のなかで「芸術で世界は変わるのか?」ということに大きな疑問を抱きました。その反抗心からか、そのまま美大を辞めました。

当時はお金が無かっただけにお金への執着が凄かったんです。ですので「芸術より、資本主義の仕組みの方が持続可能な課題解決が可能じゃないか!」と考え商学部に編入学するんです。

そこで編入学の学費を稼ぐために、一時期歌舞伎町で飲食店を運営していた時のことです。編入学先の大学の人達と歌舞伎町の人達の見ている世界に、あまりにも差があること驚きました。

親から費用を貰い大学の授業を受けている人もいる一方、歌舞伎町の人は子供の頃から教育に費用をかけて貰えず、大学にも行けず、当たり前のように万引きを繰り返す人もいる。年齢も住む場所も同じにも関わらず、見ている環境・持つ情報があまりにも違う。

本人が幸せを感じていれば何も問題はありません。しかし、状況を変えたいと思っても、元から持つ情報や環境の差によって、目の前の状況を変えることができない。そんな現場を何度も見てきました。「彼らだけの責任ではないはず」と思いつつも、その時の自分に出来ることは、彼らの話を聞いてまわるくらいだったんです。

ただ、どんなに自分が話を聞いても、その人たちの生活は何も変わらないんですよね。その場しのぎの対処療法でしかない。

ちょうどその時twitterを通して、 ベンチャー企業を創業したりプログラミングを用いて自分でお金を稼いでいる人たちと出会いました。 自分よりずっと若い人たちが起業したり、価値を提供をしてお金を稼ぐ姿を見て「これはすごい」と。 「自分も誰かの役に立つ仕組みを作りたい」と思いました。

その時自分はすでに25歳。 すでに周りの人より始めるのが遅いことは気づいていましたが、そんなことをボヤいていても仕方がない。 すぐに新宿の雑居ビルでひとり、プログラミングの勉強を始めました。

最初はどのような言語から勉強されたのでしょうか?

もともと美大に行っていたので、デザインに近い部分から始めたいと思い、HTML&CSSから始めました。その頃はドットインストールで勉強していました。

ドットインストールで基本を抑えると同時に、すぐにクラウドソーシングでデザイナーを名乗り、自分でWebサイト製作の案件を受注していました。とにかく期限に間に合うようにと必死にやっていくうちに段々とやり方がわかってきて・・。仕事を通して、取引の方法から技術的なことまで多くのことを学びました。

最近ではクライアントサイドやサーバーサイドも作れるようになった方がいいと思い、 ProgateでRubyやSwiftを勉強し始めました。

とにかく周りに追いつきたかった

Progateはどのように利用されましたか?

まずは最初はHTML&CSSをざっとおさらいして、それからRubyやSwiftを勉強していました。

Progateはスライド一覧がとにかくよかったです! まず最初にスライド一覧を見る、そのあと演習をして、その直後も復習としてスライド一覧を見るという風に活用していました。

環境構築がないのもいいと思います。

Ruby on Railsコースだとすでにプログラミングを学ぶ環境が用意されています。自分のパソコンでプログラミングを勉強する時は自分で用意する必要がありますが、とても面倒なんです。コードを書くことや自分で何か作れることにプログラミングの楽しみがあるのに、それを知らず面倒な環境構築から始めるのはやっぱり大変だと思います。Progateではそれが不要なのがいいですね。

どのようにプログラミングを勉強されていたのでしょうか。

とにかく必死でした。私の周りでプログラミングをしている人たちが若い人たちばかりだったので、なんとか追いつきたくて。

朝起きた瞬間から夜になるまでずっと家にいてプログラミングをしたり、仕事を受けたりしていました。まわりが服を買ったり化粧をしたりしている中、自分はその時間とお金をプログラミング学習に費やしていましたね。泣く泣く我慢していた訳ではなく、たのしく過ごしていたら自然とそうなっただけなんですが・・。

そのあとはどうされたのでしょうか。

プログラミングをしてある程度お金も貯まるようになったんですけど、ある時「そういえば自分は課題を解決したかったんだ」と思い出して。そこで、なにか事業を回してみようと思い立ちました。その時偶然友人が会社を立ち上げたばかりだったので、最初はそこに参加しました。その後その会社を抜け、まわりの方の後押しもあり自分の会社を持つことになりました。今も自分でコードを書いています。

プログラミングは手段。

清水さんにとって、プログラミングはどのようなものですか?

自分達の提案した解決策が適切なのか・そもそも課題の設定が適切なのかどうかを検証するための手段だと捉えています。

コードを書くことは、モノを作ることが目的ではなく、課題を解決することが一番の目的です。

また、コードを書く者として自分は三流以下だという自覚があります。 もちろんそれを理由に学習を怠ることはありません。今後も必要であり続ける限り技術力の向上に努めます。ただ、自分のまわりには素晴らしい知見と技術を持った人達がごろごろいるんですよね。そのような人達と肩を並べようとプログラミングを頑張る必要はないと思っているんです。

ではなぜ自分でコードを書くのでしょうか。

理想だけ語っていても、周りの人は動かないんですよね。

まわりの人に一緒に動いてもらうためには理想だけあってもダメで、「この課題は本当に存在しているんだっけ」「これだけ投資するとこれだけ返ってくるね」ということを証明しないといけない。であれば、自分でモノを作って証明できた方がはやいです。単純にモノを作るのが楽しいというのもあるんですが笑。

お金を引っ張ってきて、他人に作ってもらえればいいという考え方もあるんですが、それこそ「作ってもらいましたがダメでした」では話にならないですよね。最悪、お金は払い戻すことは可能かもしれないけど、関わってくれた人の時間は払い戻せないので。だから、コアな仮説を検証できるまでは、できる限り少人数でまわすのがベストだと思います。その為には自分でコードが書けた方がいいです。

あとはやっぱり、自分でコードが書ければ、 仮に事業がうまくいかなくても再挑戦できると思うんですよ。 コードを書いて自分の生活費さえ稼げれば、あとはどうにでもなる。自分の気持ちが続く限り、何度でもトライできるなと。

プログラミングで信じられないほど人生が変わった

プログラミングを勉強して人生が変わりましたか?

信じられないほど大きく変わりました。

何が変わったかというと、関わる人が変わりました。

プログラミングを学ぶ前は、絵の具も買えるお金もないから、繁華街で飲食店を経営したりという生活でした。

でも、ひとつ何かを捨て、ひとつ何かを出来るようになると、出会う人が変わる。コードを書くようになってから、心底楽しそうに自分の仕事に没頭する人たちに出会いました。自分は華々しい経歴も所属もありませんから、普通は相手にされなくて当たり前なんですよね。でも、だんだんと耳を傾けてくれる人や、信じて手を貸してくれる人も増えてきて・・・。

モノを作れることが信用を得るのに一役かっていると思います。

プログラミングを通して、将来どのようなことをやっていきたいですか?

基本は今まで通り、課題を見つけ、みんなで解決し続けたいです。

社会は刻一刻と形を変えるんですよね。変化が終わらない限り課題も溢れ続ける。だからその課題を拾い続けたい。そのために必要であれば、自分もモノを作り続けたいです。

例えば、私はネットの本質はマッチングと、人の評価軸を増やしたり替えることが可能になったことなんじゃないかと思っています。それを利用した事業をやっていきたいと思います。

かつては声の届かなかった人たち同士が手を結びあえるようになりましたよね。ネット以前とは比べものににならないくらい、安価に人を結びつけられるようになった。今はスマホもありますし、これまで評価される側だった個人も評価できる可能性がふえた。デバイスシフトと言われて結構経ちますが、これからも人の評価の軸は増えるんじゃないかなと思います。

最後に、初心者の人たちに向けてメッセージをお願いします。

ちょうど先日新宿に行って、昔自分がプログラミングの勉強をしていた飲食店の前を通りかかったんです。当時の自分に伝えるとすると、 「結果は誰にもわからない。後悔しない選択をし、それを正解にするしかない。目の前のことに全力を尽くせば、思いがけないところにたどり着ける。たのしんで!」

清水さんありがとうございました!

起業したい!と熱い想いを持っている方や、プログラミングを使って世界を変えたい!と思っているお友達にもぜひ共有してください。

Progateではじめれば、
なりたい自分に近づける。

さっそく始めよう。1分後、プログラミングの世界でお会いしましょう。

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